昨年10月に逝去された若松孝二監督をしのび追悼上映を行います。
近年シエマにも新作とともに足を運んでくださっていました。
サインされるときに、いつも書き添えられていた「心」。
若松監督の作品は、今も圧倒的な存在感を放ち続けています。
今回は、フィルムセンターから奇跡的に発掘された幻の初期作品
『欲望の血がしたたる』をはじめ、『理由なき暴行』 『水のないプール』の
３作品を上映します。
○11/10（日）には、「若松孝二監督 追悼上映」を記念した、
社会学者の宮台真司さんによるトークも予定しています。
○上映期間
11/9（土）〜11/15（金）
○会場
シアター・シエマ（佐賀）
○上映作品
『理由なき暴行』 (1969年／日本／モノクロ／75分)
狭いアパートの１室に暮らす３人の若者たちが社会を恨みながら犯罪を繰り返し、
自滅していく。大都会をバックに、若者たちの破壊的な衝動を描く。
『水のないプール」 (1982年／日本／カラー／103分)
クロロホルムを部屋にまき散らし、意識を失った若い娘を犯す男がいた…。
企画・主演、内田裕也。実話をもとにした官能サスペンス。
『欲望の血がしたたる』（1965年/日本/モノクロ/71分）
フィルムセンターから奇跡的に発掘された１本。
全学連の闘士で今はエリートサラリーマンになった男が体験する逃げられない過去とは。
若松監督作品としては珍しい正当派サスペンス映画。
○料金 ☆シエマカウンターにてチケット発売中です！！
１回券 1200円（シニア・学生 1000円）
２回券 1800円
３回券 2400円
○タイムスケジュール
＜上映時間＞各日 19:00〜
11/9（土）『欲望の血がしたたる』
11/10（日）『理由なき暴行』☆上映前に宮台真司さんによるトークを予定。
11/11（月）『水のないプール』
11/12（火）『欲望の血がしたたる』
11/13（水）『理由なき暴行』
11/14（木）『水のないプール』
11/15（金）『欲望の血がしたたる』
「若松孝二監督追悼上映」記念トークショー開催！！
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「BOOKマルシェ佐賀2013」
宮台真司トークショー
○11/10（日）13:00〜14:00
会場：656広場
入場：無料
シアター・シエマで上映予定の「若松孝二監督追悼上映」を記念して、
映画の内容にも触れて頂きながら、
映画批評家としてもご活躍されている宮台真司さんと、
若松監督作品の公式本制作を多く手がける游学社の大友麻子さんに、
映画関連本を制作する過程でのお話や、
映画と言葉の関係、映画と社会学の関係を中心にお話頂きます。
☆「BOOKマルシェ佐賀2013」web情報はこちら。
＜ゲストプロフィール＞
宮台真司（ミヤダイシンジ）…社会学者、首都大学東京教授。宮城県生まれ。
数理社会学の研究の一方で、サブカルチャー、援助交際、オウム真理教など幅広い題材を、
フィールドワークをまじえて取り上げ、メディアにも頻繁に登場して注目を集める。
『14歳からの社会学』『〈世界〉はそもそもデ タラメである』など著書多数。
大友麻子（オオトモアサコ）…編集者・ライター。（株）游学社所属。1971年東京生まれ。
フィリピンNPOなどを経て編集プロダクションへ。
映画監督・若松孝二に雑誌企画でインタビューしたのをきっかけに、若松監督の
『実録・連合赤軍』以降、現場の制作を手伝うようになる。『実録・連合赤軍』
以降の公式ガイドブックの編集も手がける。近刊に『対談集 若松孝二の時代を撃て！』
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