□企画名称:
アジアフォーカス・福岡国際映画祭協賛企画
故郷を想う上映会〜台湾ドキュメンタリー映画〜『トーテム song for home』
写真家・若木信吾監督第二作目となる初のドキュメンタリー作品『トーテム〜song for home〜』の上映と若木監督をお招きしてのトークショーを開催します。
映画の主人公は、いまなお古くからの伝統や風習を守りながら暮らす台湾原住民族出身の5人から成るバンドTOTEM(トーテム)。都会になじめず、いつか故郷に帰ることを夢見ながら、故郷を愛する想いを都会で歌にする彼らの姿に国境を越えた共感を覚えると同時に私たちが忘れていたその純粋さに胸が熱くなります。この映画をきっかけに、台湾の現在(いま)を感じるとともに、自分を支えてくれる家族や帰る場所を想うひと時になれば幸いです。
□主催:69'nersFILM http://www.69ners.com/
□協賛:アジアフォーカス・福岡国際映画祭2010 http://www.focus-on-asia.com/
開催日:2010年8月27日(金)
□会場:あじびホール<アジア美術館8F>
(福岡市博多区下川端町3-1リバレインセンタービル 8F TEL 092-263-1100)
□上映スケジュール:
10:30〜11:55 『トーテムsong for home』上映(85分) <1>
※上映終了後、若木監督の登壇あり(10分)
13:00〜14:25 『トーテムsong for home』上映(85分) <2>
※上映終了後、若木監督の登壇あり(10分)
15:30〜16:55 『トーテムsong for home』上映(85分) <3>
※上映終了後、若木監督の登壇あり(10分)
18:00〜19:25 『トーテムsong for home』上映(85分) <4>
※上映終了後、若木監督の登壇あり(10分)
□チケット料金:1200円
□チケットの販売&問い合わせ先:
69'nersFILM tel.092-752-5333/tel.090-9655-4765(担当:渡邊)
e-mail info@69ners.com
□作品について
『トーテム song for home』
監督/撮影/編集:若木信吾 出演:TOTEM(圖騰) 制作総指揮:谷口宏幸(東北新社)
台湾文化監修/通訳:青木由香 ポスターデザイン:井上嗣也(BEAMS)題字:若木欣也
配給:ヤングトゥリーフィルムズ
2009/日本/カラー/ビスタサイズ/ステレオ/85分/DVD上映
公式サイト:http://www.totem-movie.net/
2007年に公開された『星影のワルツ』から2年。
ロッテルダム国際映画祭、シカゴ国際映画祭でノミネートされ海外からも高い評価を得た写真家の若木信吾は、雑記の取材で訪れた台湾でTOTEM(トーテム)というバンドに出逢った。台湾には現在も「原住民」と呼ばれる人々が暮らしていて、政府に認定されているだけでも14の部族に分かれ、古くから伝わる分かや風習を大切に守り続けている。原住民の若者が中心となって、首都台北で結成されたTOTEMは民族音楽をベースに、どことなく懐かしい情緒豊かな曲で台北のライブハウスを中心に活躍しているが、都会に馴染めずにいた。若木自身も地方出身の都会に住む一人として『第一作目「星影のワルツ」からのテーマの一つでもある都会と故郷の距離感(地理的、精神的)をより深く考えるためにもこの映画を作ることは大切なことでした。』と語り、故郷を愛する思いを都会で表現している彼らに共感した。最初の出会いから数年後、首都台北から原住民のクラス台東をふたたび訪れ、足かけ3年追い続けた。心地よい音楽と、野趣あふれるお祭り、田舎の美しい自然で写真家としてのカメラワークも見せる、監督初の全編ドキュメンタリー映画である。
□監督について
監督・若木信吾(わかぎ・しんご)
1971年静岡県浜松市生まれ、東京都在住。米国ニューヨーク州ロチェスター工科大学写真学科卒業後、写真家として雑誌、音楽、公告媒体など、幅広い分野で活躍。他にも雑誌の『youngtree press』編集発行や映画監督など活動は多岐にわたる。長年最も近い存在である祖父を撮り続け、写真集『Takuji』、『葬送』などを発表、そしてその祖父を題材とした第一回監督映画『星影のワルツ』は2008年ロッテルダム国際映画祭タイガー賞にノミネートされた。『トーテム Song for home』は監督第二作目。
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