cinema caf-cons#91『真夏の夜の夢』
今回のシネマカフコンスは、人形アニメーションの父として
世界中のクリエイターたちから絶大な支持を受けるチェコの名匠
イジー・トルンカの長編人形アニメーション『真夏の夜の夢』を上映。
シェイクスピアの原作に忠実に、妖精と人間の世界を幻想的に描き、
台詞ではなく、全部をナレーションにすることで、動きと音楽のみで
叙情的な雰囲気をみごとに表現しています。
中でも森のシーンの美しさは他に類を観ない美しさ。
蝶のような妖精、森のどんぐり、かたつむりなどの小さくて可愛らしい人形たちや、
花びらが一枚一枚丁寧に作られた色とりどりの美しい花々など、
素晴しい職人芸も必見です。
<上映予定会場>詳細決定次第順次更新していきます。
●鹿児島:絵本・cafe 小さな絵本美術館 アルモニ
11/7 (土)
1部 11:00 〜 /2部 15:00 〜
料金:<大人>前売 ¥1,000 <子供> 前売 ¥500
*[お菓子+お飲物セット]は別途¥450にて当日販売しております。
□ご予約+お問い合わせ
絵本・cafe 小さな絵本美術館 アルモニ
鹿児島市卸本町5-32
tel 099.260.1088 mail:office@granpais.co.jp
※開場は上映の1時間前です。
※当日券はプラス300円となっております。
現在上映中/上映予定作品
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『真夏の夜の夢』(Sen noci svatojanske/59/カラー/シネマスコープ/75分)
原作:ウィリアム・シェイクスピア
脚本・美術・監督:イジー・トルンカ
配給:チェスキー・ケー/レン コーポレーション
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舞台美術協力:イジー・ブルデチュカ
特別アドバイザー:ブジェチスラフ・ホデク
アニメーション:ボフスラフ・シュラーメク(職人)、
スタニスラフ・ラータル(恋人達、オーベロンとティターニアの世界)、
ブジェチスラフ・ポヤル(恋人達、オーベロンとティターニアの世界)、
スタニスラフ・ラータル(シーシアスとヒポリタの宮殿)、
ヤン・カルパシュ(オーベロンとティターニアの世界)、
ヤン・アダム(その他)、ヴラスタ・ユライドヴァー(その他)
撮影:イジー・ヴォイタ
音響:カレル・ホルチチュカ
音楽:ヴァーツラフ・トロヤン
演奏:チェコ・フィル
指揮:カレル・アンチェルル
歌:キーン子供合唱団
合唱指揮:マルケッタ・クーノヴァー
編集:ハナ・ヴァラホヴァー
制作:ヤロスラフ・モジーシュ、エルナ・クミーンコヴァー
製作:バランドフスタジオ
声:カレル・ヘーゲル
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1959年カンヌ国際映画祭出品
1959年ドキュメンタリー短篇映画国際映画祭 報労メダル
1960年ブカレスト動画国際映画祭 最優秀作品賞
1960年モンテビデオドキュメンタリー実験映画国際映画祭 第2位
■Jiri Trnka (イジー・トルンカ)[1912-1969]
1912年チェコのピルゼンで生まれる。
人形劇大国チェコでその技術と伝統を生かし、チェコ独特の人形アニメを作り上げた
パイオニアにして大巨匠。
戦後すぐのカンヌ映画祭ではウォルト・ディズニーをおさえ大賞を受賞し、審査員は
「映画の詩人と呼べるのは、
チャップリンとトルンカだけだ」と激賞。
ジャン・コクトーは「トルンカ、それは子供と詩の王国である」と絶賛した。
また、アンデルセン賞を受賞した絵本作家でもある。
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