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幻の活動大写真〜『怪談 狐と狸』+昭和初期短編アニメ3本立て〜

幻の活動大写真
〜『怪談 狐と狸』+昭和初期短編アニメ3本立て〜

今回のシネマカフコンステーマは「昭和初期」。
明治から監督をつとめる大ベテラン吉野二郎は、早撮りの名手として知られ、
おびただしい数の作品を残しています。
今回は、その中でもフィルムの状態良く現存する貴重な作品『怪談狐と狸』に、
日本を代表する喜劇俳優 芦屋小雁による弁士解説を付しての上映!!
怪談といっても喜劇要素たっぷりの作品です。
弁士のセリフ回しのテンポに引き込まれること間違いなし!
さらに今回は、歌が楽しい昭和初期短編アニメを3本同時上映。

<上映予定会場>詳細決定次第順次更新していきます。

●福岡:サデポン
9/28(月)19:00open 20:00start
10/4(日)16:00open 16:30start
料金¥1,500(1ドリンク付き)+¥500で特製カレー付き
□サデポンtel.092.713.5210福岡市中央区大名1-10-7 タチバナビル2F(奥)



●八女:手仕事ビワニジ
10/31(土)&11/1(日)
18:00open18:30start
料金 前売り¥1500当日¥1700高校生以下一律¥800(共におやつ付き)
□手仕事ビワニジ:0943.22.4882 八女市本町192-1
090.6892.8201(川島)




<作品紹介>

『怪談 狐と狸』
(38分/1929 (昭和4)年/マキノ御室)
主演:桂武男、泉清子 監督:吉野二郎
弁士:芦屋小雁

<あらすじ> 
天明三年、頻々と見る贋造小判、昼なお明き御用提灯。夜月に恥じて此処彼処十手の雨。
この物騒な世の中に、女に惚れて金使いなくして、家は左前。果ては人殺しの罪を犯して心中沙汰。
首つりましょうか、夏じゃもの川へどぶんが一番策と話は決まって死後の旅。
旦那の巳之助、橋の上から姿を消すと、相手のお光は恐ろしくなってどんどん逃げ出す。
雨は降る。火の玉は遊泳する。巳之助の幽霊が出る。狐と狸の化かし合い、贋金使いが笑ってる。
光る十手が怪談裁き!


『茶目子の一日』
(6分/1931(昭和6)年/協力映画製作社)
作者:西倉喜代治 

これは1931年に制作された一種の歌アニメで、
「小学生の茶目子さんが起床して学校に行き帰りする」
というノヴェルティソングを忠実に映像化した作品。
今みると、シュールな視覚ギャグが炸裂しまくりの大変おもしろい作品。
〜♪夜が明けた〜夜が明けた〜

(解説)
佐々紅華作詞作曲、平井英子独唱、高井ルビーと二村定一台詞による子供たちの愛唱歌をアニメ化。
フィルムはサイレントだが、スタートマークがでたところでSPレコードをスタートさせると、画面と
音楽が同調(シンクロ)する。トーキー映画が普及するまでに一時流行ったレコードトーキー作品。


『花と蝶』
 10分/1954(昭和29)年
 作画:大藤信郎
 
出てくる3羽の蝶は、どれも「今いくよ・くるよ」的な顔をしていて笑けます。
思わず口ずさんでしまうリズミカルな歌がいい味だしております。

『魔法のペン』
 11分/1946(昭和21)年 
 作画:熊川正雄 
 この時代だから出来た、夢や希望が詰め込まれた作品。新生日本の象徴として、しょ
 ぼい英単語をやたら使いたがっているのがほほえましい作品。

現在上映中/上映予定作品
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