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『Lunacy』桜坂劇場(沖縄)2月上映!!

世界中のファンが待ち望んだヤン・シュヴァンクマイエルの新作 「Lunacy」 がついに公開!!
12月東京での公開にはヤン・シュヴァンクマイエル監督も来日し舞台挨拶が行われました!!

『悦楽共犯者』『ジャヴァウォッキー/その他短編』もこの機会に公開しますのでぜひぜひ遊びに来てください!!

『Lunacy』 
2005年/チェコ映画/ 2時間3分
監督:ヤン・シュワンクマイエル
出演:パヴェル・リシュカ 、ヤン・トジースカ 、アンナ・ガイスレロヴァー 、ヤロスラ
   フ・ドゥシェク 、パヴェル・ノーヴィ
配給会社:アットアームズ/レンコーポレーション
公開劇場:桜坂劇場(沖縄)
公式HP:http://www.a-a-agallery.org/event/lunacy/
劇場HP:http://www.sakura-zaka.com/lineup.html


精神病院の職員に拘束される悪夢をみた男が、謎のセラピーを行う公爵の誘いで不思議な体験をする異色の物語。世界的な評価を獲得し、シュールレアリストとして知られるチェコの巨匠ヤン・シュヴァンクマイエル監督が、自ら本作を“ホラー作品”と位置づけて哲学と芸術の融合した異種独特な世界観を作りだした。これまでのシュヴァンクマイエル作品でも多く採り入れられてきた快楽主義などを随所に散りばめ、観る者の精神世界を刺激する。


ヤン・シュヴァンクマイエル
Jan Svankmajer

◆1934年、チェコスロヴァキア(現在チェコ共和国)のプラハに生まれる。数々の劇場で舞台美術家・舞台監督として活躍した後、1964年クラートキー・フィルム(トルンカスタジオ)でフリーでオブジェクトアニメ(人形・粘土・日用品など)を撮り始める。

◆ルドルフ2世にオマージュを捧げた『自然の歴史』や、アルチンボルド的な素材や粘土の動きが圧倒的な存在感を示す『対話の可能性』など、数々の優れた短編を撮り、当時の共産党政権下でブラックリストにのりながらも、国外の映画祭で圧倒的な評価を受け活動を続ける。

◆キートンのスラプスティックコメディやカフカ的不条理感に満ちた『部屋』や、サッカー熱をモンティパイソンのテリー・ギリアムのような切り絵と粘土で表現した『男のゲーム』など、ブラックなユーモアも特徴的。1987年初の長編『アリス』を撮り、ヒュー・コーンウェルの『アナザー・カインド・オブ・ラヴ』のビデオクリップを撮るなど国外での活動の場も広がり、1989年のビロード革命後も、『ファウスト』『悦楽共犯者』と順調に長編を撮り続けている。また、映画だけでなく、オブジェ、コラージュ、セラミックなどの美術造形作品を多数作る。画家であり妻であるエヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーと世界各地で大規模な展覧会を開催している。

◆チェコ出身の映像作家にしてシュールレアリストといってしまうにはあまりにも多彩な経歴を持つが、やはりなんといっても映画作品。日本で公開された映画はすべてヒットし、前作の「悦楽共犯者」は、ユーロスペースで3ヶ月のロングラン上映を記録した。監督の名前だけでは観客が集まりにくくなった時代にあって、ゴダールとともに確実に観客を動員する力をもっているシュヴァンクマイエル。そのファン層も、シネフィル、学者、芸術系の学生、作家、ミュージシャン、俳優、CFディレクターからイラストレーター、デザイナーなど幅広い層にわたり、絶大に支持を集めている。

シュヴァンクマイエル上映ラインナップ
・『悦楽共犯者』87分/カラー/日本語字幕
・『ファウスト』96分/カラー/日本語字幕
・『アリス』84分30秒/カラー/チェコ語、日本語字幕
・『ヤン・シュヴァンクマイエル 短編集篇』80分
 「フード」「石のゲーム」「ワイズマンとのピクニック」「肉片の恋」「フローラ」 
 「アナザー・カインド・オブ・ラブ」「スターリン主義の死」「プラハからのものがたり」
・『ジャバウォッキー』その他の短篇91分
 「シュヴァルツェヴァルト氏とエドガル氏の最後のトリック」 「J.S.バッハ-G線上の幻想」「家
での静かな一週間」「庭園」 「オトラントの城」「ジャバウォッキー」
・『ドン・ファン』その他の短篇 89分
 「棺の家」「コストニツェ」「エトセトラ」「アッシャー家の崩壊」 「レオナルドの日記」「ド
ン・ファン」
・『オテサーネク』132分/チェコ共和国


 
 


現在上映中/上映予定作品
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