Tell me more!!#51〜『ON THE FLIP SIDE』DVD発売記念上映〜
『フランス・アートアニメーションの世界〜ON THE FLIP SIDE〜』
協力:コロムビアミュージックエンタテイメント、サジフィルムズ
今回のTell me more!!は、名作『ファンタスティック・プラネット』で知られるフランス・アニメーション界の巨匠、ルネ・ラルーがキュレーターを勤めた『ON THE FLIP SIDE』の中から、ラルー自身が制作に関わった作品と選出した作品の中から厳選上映!!
また、ルネ・ラルー、ポール・グリモーらと並んで、フランス・アート・アニメ界に大きな足跡を残したジャン=フランソワ・ラギオニの'60年代後半〜'70年代に発表された作品も合わせて厳選上映致します。
<上映会場>
○大野城:GALLERY+CAFE 聚
10/15(土)10/30 (日) 両日19:00
□GALLERY+CAFE 聚 092.581.9204 大野城市白木原5-1-27
○田川:Alternative Space haco
10/29(土)19:00/21:00
□Alternative Space haco 0947.46.2218 田川市大字伊田2721
○福岡/薬院:ダーラヘストカフェ
11/9 (水)19:30 open 20:00 start
11/13 (日)17:30 open 18:00 start
□ダーラヘストカフェ 092.526.6639 福岡市中央区薬院3−13−17前田ビル1階
○広島:+C カフェスペース
11/18(金)11/19 (土) 19:00 open 19:30 start
□+C カフェスペース 082.812.0288 広島市安佐北区可部3-32-16
○長崎:Cafe Smoky
11/29 (火) 11/30 (水) 両日21:00
□Cafe Smoky 095.823.1551 長崎市浜町2-20-2F
<上映予定作品>
・『空想の階段』(1988/ダニエル・ギヨネ/2分)
自在に形を変えては男を翻弄する階段。その悪夢を達者なアニメートで描く。1988年セザール
賞短編部門受賞。
◎ダニエル・ギヨネはパリ出身。パリ応用美術大学でグラフィックアートを学び、86年からイ
ンディペンデントのアニメーション作家として商業作品や短編作品を発表している。
・『手押し車』(1988/ウルスラ&フランツ・ヴィンツェンセン/10分)
教師に叱られた少年が赤い手押し車に変身する。困った教師は校長のもとへ相談に行くが...。
原作はリチャード・パーカーの小説。奇妙なテイストが印象的な寓話アニメーション。
・『変貌』(1988/ダニエル・ギヨネ/4分)
鏡に映る「顔」を主題としたアニメーション。
・『ピエールとがちょう』(1988/ジョゼ・グザヴィエ/10分)
怠け者の農夫ピエールが昼寝をしていると、がちょうが話しかける。原作はアレクサンドル・
デュマの童話集「大人と子供のための童話(1959年刊)」収録の教訓的物語。
・『動物園』(1988/ダニエル・ギヨネ/6分)
巨人(?)に組み立てられた人間が、放り込まれた世界で奇妙な人間達に出会う。
・『ある日突然爆弾が』(1969/ジャン=フランソワ・ラギオニ/8分)
西部劇を思わせる無人の街。それを取り巻く荒地(砂漠)はラギオニが偏愛するもう一つの舞台
である。素朴画家アンリ・ルソーを連想させるタッチがこの残酷な寓話に奇妙な平穏を与えてい
る。
・『芝居みたいにやってみよう』(1988/ジョゼ・グザヴィエ/3分)
舞台の幕が上がり、二体の関節人形によるコントが始まる。
◎ポルトガル出身のジョゼ・グザヴィエはフランスの商業アニメーションで長年活躍しているベ
テランアニメーター。ジャン・イマージュのスタジオでTVシリーズ『ミツバチのジョー
(1960)』や『宇宙船アラーゴX101の冒険(1973)』のチーフアニメーターとして活躍した他、
ペーター・フォルデス、ルネ・ラルー、マニュエル・オテロらの 作品に参加。自主短編の『砂
漠(1981)』ではうってかわってグラフィカルな抽象ア ニメーションに冴えを見せた。
・『人魚に恋した男』(1974/ジャン=フランソワ・ラギオニ/11分)
ブルターニュ地方に伝わるケルト民話をアニメ化。美術とアニメーション担当のカリ・カルリニ
はラギオニの夫人。
1980年代後半フランスでファンタスティックな短編アニメーションばかり選んだ「On the Flip Side」。ほとんどの作品が日本未公開です。どれも小説でいうと「ショートショート」といった趣で、2分ぐらいのものから10分まで、映像で見せるもの、オチやアイディアで見せる作品と様々です。12本中9本にルネ・ラルーがアートディレクターとして携わっているので、「ファンタスティック・プラネット」の雰囲気が漂っている作品も多い。ジャン=フランソワ・ラギオニは、切り紙アニメの代表的作家として知られ、2004年には来日して話題となった。'78年に短編「大西洋横断」でカンヌ短編部門グランプリを獲得したほか、その作品は世界中で高い評価を受けている。
※
コロムビアミュージックエンタテイメントよりDVD発売中!!
「ファンタスティック・プラネット」のルネ・ラルーがキューレターを勤め、1980年代後半フランスでファンタスティックな短編アニメーションばかり選んだ伝説のTV番組「On the Flip Side」のDVD化。ほとんどの作品が日本未公開で、コロムビアミュージックエンタテインメントから8/24よりDVD発売中!!
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