アジア映画特別編
〜JAPANESE RETRO ANIME SERECTION〜
戦前映画の黄金時代につくられた昭和初期の短編アニメを集めたレトロフィルムセレクション!!。単純だけどあなどれない、題名だけでも充分楽しめちゃいます!過去上映してきた中から昭和初期の短編アニメのみをセレクト上映致します。
アニメは視覚ギャグ炸裂です!!前回上映後大反響の『あの作品』も、もちろんおまけ上映します。なんともかんとも「ライオン歯磨きで歯を磨く〜♪」と歌えばライオンが出てきてイー!したところを茶目子さんが歯磨きしてあげるというノリ。昔の子どもアニメがいいのは、教育的に非常に正しいんだけれども、小ネタのキレというか冗談がチャーミングなところです。大人が見ても充分楽しめます!!
上映会場
○高知:Si-rutu
2/6(日)19:30/22:00
○福岡: Asian Caffe RonDong
2/19(土)16:30/20:30
上映作品
@べんけい対ウシワカ
13分/1939 (昭和14)年/日本動画研究所
原画・監督:政岡憲三 動画:熊川正雄、桑田良太郎仕上:木村角山
「くもとちゅうりっぷ」「すて猫トラちゃん」などで知られる政岡憲三は、処女作を発表した1930(昭和5)年以来、当時まだ高価だったセルロイド板を多用して動きのなめらかなアニメーションに挑戦。これは京都三条に自らスタジオを設けての第一作で、弁慶の声を政岡自身、牛若の声を政岡夫人が吹き込んだ。
A猿正宗
8分/1930 (昭和5)年/横浜シネマ商会 監修:青地忠三 作画:村田安司
草創期のアニメーションは現在と違い、紙に描いた絵を切り取り、少しづつ動かしてコマ撮りする切り絵アニメが主流であった。村田安司は、『のらくろ伍長』『動物オリムピック大会』など、切り絵アニメによる
子供向け教育漫画映画の先駆者であった。
B勤倹貯蓄 塩原多助
10分/1925 (大正14)年/朝日キネマ
作者:木村白山 弁士:村井美明
日本のアニメーションは、1917(大正6)年にその第一作が登場。「凸坊新画帳」「漫画」「線画」「動画」などの名称で呼ばれてました。
この作品は大正期に作られた珍しい現存作品。本来はサイレントですが、後の1941(昭和6)年に松井美明の解説を入れてトーキー化、奥田商会から再販された作品です。 声がまたいいんです。
C證城寺の狸囃子
塙団右衛門
9分/1935 (昭和10)年/日本マンガフィルム研究所
原作・脚色:魔須田和光 作画・監督:片岡芳太郎
片岡芳太郎の作品中、最高の快作といわれる時代劇アニメーション。当初サイレントで作られたましたが、後の1939(昭和14)年にトーキー版として再版された作品。活弁調の台詞に西垣鉄雄による和洋合奏の音楽がぴったり合って楽しめます。
Dちんころ平平玉手箱
8分/1936 (昭和11)年/千代紙映画社
作画:大藤信郎
優れたアニメーションに毎年与えられる賞に大藤信郎の名をとった「大藤賞(毎日映画コンクール)」があります。
「くじら」「幽霊船」などの作品で世界的に知られる大藤信郎は、千代紙を用いて独自のアニメーション分野を開拓した先人でした。素材とキャラクターの面白さは今にない味わいを見せてくれます。 それにしても、ちんころって。。。
E茶目子の一日
6分/1931(昭和6)年/協力映画製作社
作者:西倉喜代治
これは1931年に制作された一種の歌アニメで、「小学生の茶目子さんが起床して学校に行き帰りする」というノヴ
ェルティソングを忠実に映像化した作品。今みると、シュールな視覚ギャグが炸裂しまくりの大変おもしろい作品。
〜♪夜が明けた〜夜が明けた〜
乞うご期待!!
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