69ners FILM website

『火を噴く惑星』10月上映

Tellmemore!!#39〜癒し系脱力ロシア映画!つっこみ編〜
『火を噴く惑星』
監督:パーヴェル・クルシャンツェフ
脚本:パーヴェル・クルシャンツェフ, アレクサンドル・カザンツェフ
出演:キュナ・イグナトーヴァ、ゲンナディ・ウェルノフ、ウラジーミル・エメリヤノフ
[スタジオ/製作年] レニングラード科学普及映画スタジオ・1961年製作
時間:83分
配給:ロシア映画社

今回のTell me more!!は、ソビエトで初めて金星を舞台に描かれたSF作品『火を噴く惑星』!!ツッコミどころ満載で、超スットコドッコイ映画!!冒頭の前書きのあと、暗い船内のメカが映し出される、シリアスで重厚なタイトルバックに、ついこれから起こる壮大な冒険を期待してしまいますが、その期待はたった2分で打ち砕かれます!!マッタリした感覚がなんとも不思議な癒し系脱力映画!!

上映予定会場
○長崎:エスパス
 10/4(月)10/5(火)両日21:00
○北九州:cream
 10/17(日)14:00/17:30/21:30
○北九州:CLUTCH
 10/19(火)21:00
○福岡:CAFE SONES
 10/25(月)10/26(火)両日20:00/23:00
○北九州:cafe SOAP
 10/27(水)20:00
○熊本:イクイップメントフロア
 11/28(日)11/29(月)両日21:00

概要
ソ連宇宙捜査隊の宇宙船シリウス、ヴェガ、カペラは金星探査のために目標に接近していた。が、カペラ号が隕石に衝突し、爆発消滅してしまう。ヴェルシーニン隊長はやむなく計画を変更して、ヴェガを軌道上に残し、シリウスのみが金星に着陸することにする。初めに、2人の隊員とロボット“ジョン”が小型船で着陸し、シリウスに着地点を指示するのだが、シリウスは目標を大きくそれて不時着してしまう。予定外の事態に地球への帰還に暗雲がたちこめるが、金星上ではさらなる危機が乗組員たちを待ち構えていたのだった……。爬虫類風モンスターの集団襲撃!謎の女性の歌声が響く険しい荒地、海底に沈んだ町など思いもよらぬ金星の全貌。数々の危機に遭う隊員達は無事生還できるのか!?
ロジャー・コーマン(『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』)やピーター・ボグダノヴィッチ(『ラスト・ショー』)にも影響を与えたカルト的人気を誇る傑作。

スト−リ−:
金星探査に向かったソ連の宇宙探査船。隕石で仲間を失いながらも、金星に着陸した彼らを待っていたのは、恐竜、怪獣、人食い植物?、そして知的生命体の存在を感じ始める・・・

みどころ:
金星を舞台にしたソ連製のSF。ロジャー・コーマンがこの映画を編集・追加撮影して2本の映画がつくられました。冒頭、“未来の科学者が金星の真実を解明するだろう”という投げやりな字幕がついてます!!金星なのに水もあり空気もあるんです。張りぼての植物もいてそれが人間を襲ってくるし、なぜか空も陸も恐竜が闊歩してます。ぴょんぴょん飛んでくるミニ怪獣??宇宙服や水陸両用車も凄くいい感じです。
万能ロボット、ジョンの存在(敬語で話しかけないと言う事をきかないロボット、という設定)もナイスです。レトロな宇宙空間、アナクロなロケット型宇宙船、水陸両用のホバークラフト、まさにレトロSFの魅力を一つの玉手箱にギッシリ詰めたような作品!!

監督:バーヴェル・クルシャンツェフは1910年生れ。レニングラード写真映画技術学校卒業後1931年より映画界入り。科学普及映画の監督、脚本家、カメラマンとして『陽石』1947年、『宇宙』1951年、『星への道』1957年、『月』1965年、『火星』1968年、等の宇宙物ドキュメンタリーを撮っている他、児童の為の科学の本を書いている。

ぜひぜひ遊びに来てください。

現在上映中/上映予定作品
[戻る]

メールマガジン配信中

お名前 / メールアドレス