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JAPANESERETROFILMSERECTION 2004.8月

Tellmemore!!#37〜JAPANESERETROFILMSERECTION〜

今回のTellmemore!!は、戦前映画の黄金時代につくられた昭和初期の短編アニメと弁士の名調子でおくるレトロフィルムセレクション!!。単純だけどあなどれない、題名だけでも充分楽しめちゃいますヨ!
今回も実写あります。顔立ちが整いすぎてある意味オカルティックです。アニメは視覚ギャグ炸裂です!!前回上映後大反響の『あの作品』も、もちろんおまけ上映しま〜す。

なんともかんとも「ライオン歯磨きで歯を磨く〜♪」と歌えばライオンが出てきてイー!したところを茶目子さんが歯磨きしてあげるというノリ。
昔の子どもアニメがいいのは、教育的に非常に正しいんだけれども、小ネタのキレというか冗談がチャーミングなところです。大人が見ても充分楽しめます!!

上映会場
○福岡:CAFESONES
 8/9(月)8/10(火)両日20:00/22:30
○北九州:cafeSOAP
8/11(水)20:00
○北九州:CLUTCH
8/17(火)21:00
○北九州:cream
 8/22(日)14:00/17:30/21:30
○福岡:プルミエカフェ+てんpresents
8/22(日)13:00/17:00
○長崎:エスパス
 8/9(月)8/10(火)両日21:00
○久留米:オクターブ
 8/22(日)17:00/20:00
○熊本:イクイップメントフロア
 9/26(日)9/27(月)両日20:30 

上映作品
?勤倹貯蓄 塩原多助
 10分/1925(大正14)年/朝日キネマ
 作者:木村白山 弁士:村井美明
 日本のアニメーションは、1917(大正6)年にその第一作が登場。「凸坊   
 新画帳」「漫画」「線画」「動画」などの名称で呼ばれてました。この 
 作品は大正期に作られた珍しい現存作品。本来はサイレントですが、後
 の1941(昭和6)年に松井美明の解説を入れてトーキー化、奥田商会から 
 再販された作品です。声がまたいいんです。

?證城寺の狸囃子塙団右衛門
9分/1935(昭和10)年/日本マンガフィルム研究所
 原作・脚色:魔須田和光 作画・監督:片岡芳太郎
 片岡芳太郎の作品中、最高の快作といわれる時代劇アニメーション。当
 初サイレントで作られたましたが、後の1939(昭和14)年にトーキー版
 として再版された作品。活弁調の台詞に西垣鉄雄による和洋合奏の音楽
 がぴったり合って楽しめます。

?ちんころ平平玉手箱
 8分/1936(昭和11)年/千代紙映画社
 作画:大藤信郎
 優れたアニメーションに毎年与えられる賞に大藤信郎の名をとった「大
 藤賞(毎日映画コンクール)」があります。
 「くじら」「幽霊船」などの作品で世界的に知られる大藤信郎は、千代
 紙を用いて独自のアニメーション分野を開拓した先人でした。素材と
 キャラクターの面白さは今にない味わいを見せてくれます。それにして
 も、ちんころって。。。

?闇の手品
 35分/1927(昭和2)年/本庄映画研究所
 主演:三田村次郎 原作:八木祐鳳
 脚色・監督:鈴木重吉 弁士:芦屋小雁
 近年ロシアで発見された傾向映画の代表作「何が彼女をそうさせたか」 
 で知られる鈴木重吉監督の初期作品。
 神戸三宮親交協会懸賞当選脚本の映画化で、当時流行したヨーロッパ前
 衛映画の影響が随所に見られる逸品です。1995年に大阪で発見された
 プリントに、芦屋小雁が弁士として熱弁をふるっております。

?茶目子の一日
 6分/1931(昭和6)年/協力映画製作社
 作者:西倉喜代治
 これは1931年に制作された一種の歌アニメで、「小学生の茶目子さん
 が起床して学校に行き帰りする」というノヴェルティソングを忠実に映
 像化した作品。今みると、シュールな視覚ギャグが炸裂しまくりの大変
 おもしろい作品。〜♪夜が明けた〜夜が明けた〜

ぜひぜひお待ちしております!!

現在上映中/上映予定作品
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