69ners FILM website

『チェコ祭り!』2003.10月

69'nersFILMplesents
Tellmemore!!#27《プチシネコレクション》
『チェコ祭り!』全5作品
トルンカ、ゼマン、ポヤル、バルタ、シュヴァンクマイエルなど、世界に名だたる巨匠・名匠・奇才を輩出してきたアニメ大国チェコから、待望の大型新人が続々デビュー!!
チェコスロヴァキアの豊かな伝統を受け継ぎつつ、新しい技術にも果敢に挑戦し、アニメーションの新しい地平を切り開いている20〜30代の若い監督達。新人とは思えない圧倒的な才能とパワーを持つ作品から5作品を厳選上映!!
主人公のマイキ―少年のいとこからガールフレンド、学校の友達、先生など、マイキーを中心に誰も予想のつかない展開に、もう目が離せません!!
<上映会場>
○福岡:プルミエカフェ
 10/12(日)17:00/19:00
○福岡:CAFESONES
 10/13(月祝)14:00/17:00/20:00/22:00   
 10/14(火) 20:00/22:00 
○北九州:cream
 10/13(月祝)14:00/17:30/21:30
○北九州:CLUTCH
 10/14(火)21:00 
○下関:saga
 10/26(日)13:00/16:00/20:00
○佐賀:REBEER'S(リビアーズ!)
 10/19(日)19:00
 10/20(月)21:00
○山口:FRANK
 10/19(日)18:00/21:00
○北九州:cafeSOAP
 10/22(水)20:00
○久留米:ペントハウスカフェ
 10/24(金)18:00/21:00
○長崎:エスパス
 10/27(月).10/28(火)両日21:00
○長崎:westend
 11/16(日)20:30
 11/17(月)19:00/21:00
○熊本:イクイップメントフロア
 11/8(土)11/9(日)11/10(月)
 各回20:30
 
・ブベニーチェク
 『3人のフーさん』(2000/カラー/スタンダード/9分20秒)
 3人のフーさんは、小さな畑を耕して、役人用の帽子を栽培していまし  
 た。小さい帽子、中くらいの帽子、そして高官用の大きな帽子を。牛や 
 竜から収穫を守ると、フーさんたちは帽子をカゴに詰め、女房に乗っ
 て、市場に売りに行きますが、役人が不作だと、帽子も売れず、売れ残   
 りを薪にする毎日。ある日、軍隊が畑を荒らし、たまりかねたフーさん 
 は司令官に抗議に向かいます。
◇乾いたドローイングで、強欲な人々をシュールに描いた作品。
・ジャプカ
『原始哺乳類』(2001/カラー/ヨーロッパヴィスタ/9分46秒)
 大型爬虫類全盛の時代、哺乳類の祖先は、か弱く小さく、恐竜に脅えな
 がら暮らしていた。そんな原始哺乳類の一家族では、獲物を捕って来ら
 れないお父さんに対して乳呑児を抱えたお母さんは怒ってばかり。恐竜 
 に散々な目に合わされた後流れ星にお願いをすると・・・。
◇伝統的な人形アニメーションの技法に、リップシンク(台詞に口の動き
 を合わせる技法)を取り入れたパペトゥーン(置き換え方式)を使用し
 ている。広島国際アニメーションフェスティバル2002で国際審査委員
 特別賞を受賞。
・スークップ
『メカニカ』(2002/カラー/ヨーロッパヴィスタ/9分)ヨーロッパ 
 朝、男が目を覚ますと、あらゆるものが機械仕掛けの一日が始まる。し
 かも、ベッドもトイレも冷蔵庫もお金を入れないと機能しないのだ。
 怒った男は反乱をおこすが・・・。
◇実写で1コマずつ撮影したピクシレーションで、ユーモラスでズレた動
 きを表現している。

・ジャプカ
 『ババルーン』(1997/カラー/スタンダード/5分11秒)
 子供と、妻のために食事の用意をする夫。窓の外には色々な形の気球
 (バルーン)が浮かんでいる。7時になると、妻が帰ってくる。どうも
 お酒を飲んできたようで、大騒ぎになる。と、側で見ていた子供
 は・・・。
◇ジャプカの幼児体験が反映されていて、両親と子供の造形がユニーク。

・クリムト
『フィムファールム』(2001/カラー/スタンダード/25分20秒)
 昔、村には働き者の鍛冶屋が住んでいた。鍛冶屋には美しい妻がいた
 が、妻は殿様の従者に首ったけ。従者は鍛冶屋を破滅させようと、殿様 
 をたきつけて、無理難題を命じさせる。自殺寸前まで追い込まれる鍛冶
 屋。ところが、鍛冶屋には思いがけない味方が…。
◇チェコの有名な俳優・作家ヴェリフのおとぎ話を原作に、クリムトが人
 形アニメーションにした作品。

●緒川たまき(女優)
 普段は刺激されない所を存分にくすぐってくれる貴重で愛おしい存在。
●佐野史郎(俳優)
 どの作品もブラックなユーモアに彩られているが、当たり前のこととし 
 て、メルヘンやヒューマニズムと共に描かれている。
●手塚眞(ヴィジュアリスト)
 手で生み出されたカーテンの動きの、生きているような不思議な揺ら 
 ぎ。これこそアニメーションの本質だ。
●電気グルーヴ・ピエール瀧(ミュージシャン)
 これからもため息と感動(狂気と情熱)を頼むぜチェコ!
●桃生亜希子(女優)
 映像を見ていると、異次元に旅をしているような気持ちになる作品ばか 
 りです。
●しまおまほ(マンガ家)
 人が思いもつかないようなアイディアをひねりだして驚かせることも楽 
 しいけれど、素朴なアイディアに人がハッとするような魔法がかかって
 いるのも素敵。


現在上映中/上映予定作品
[戻る]

メールマガジン配信中

お名前 / メールアドレス